菜食になって一ヶ月ほどで、体質の変化(改善)を感じられます。そして、あとから付いて来る「心と体のつながり」のおかげで、今まで感じていた現実をより正しく受止められる様になります。
この様に変われると新たな可能性を感じるし、何かで試して確認したくなるものです。
自分は自動車レースという「リスク」を常に伴うものが趣味だったので、ひょっとしたら「リスク」も正しく感じられるようになり、何か良い影響が有れば確認できると考えました。体力的にもハードな趣味なので、面白い効果が出るかもしれません。
菜食になって半年ほど経ったことになりますが、2004年5月3日の「BMW TOROPHY」というレースで、「非菜食」と「菜食」の比較形式で「菜食の効果」を確かめてみました。
【予選前】
----非菜食----
◆ 緊張が強く、レース以外のことは余り考えたくない。
◆ 人としゃべるのも、たまに上の空だったりする。
-----菜食-----
◆ 緊張は適度で、レース以外の会話も楽しく、多くの人と笑顔で一緒にいられる。
【予選中】
----非菜食----
◆ 緊張とともに、興奮状態が過度になる。
◆ 時間が経つのが早い。(時間が経つのを忘れている)
◆ 自動車のトラブルが発生すると、気力で何とかしようと無理をして、タイムは悪くなる。
-----菜食-----
◆ 自動車にトラブルが発生すると、現在の状態で出来ることを探り、無理をせず丁寧に走れるのでタイムは良くなる。
◆ 実際に、予選の途中でガス欠状態となり直線のスピードがかなり落ちたのに、タイムは逆に過去最高を記録した。
【予選後】
----非菜食----
◆ 呼吸が長い間かなり乱れる。
◆ 体温の上昇をかなり感じる。
◆ ダルくなり、他の事をするのが面倒になる。
◆ すぐに水分を摂りたくなり、冬でも250ml程一気に飲んでしまう。
-----菜食-----
◆ 呼吸の乱れが数分で収まる。
◆ 発汗は少なめで、体温が元に戻るのが早い。
◆ ダルくないので、すぐにレーシングスーツを脱いで着替えてしまう。(面倒なので着替えない人が多い)
◆ 水分を摂りたいと思わず、飲まなかった。(本当は、飲んだ方がイイのかもしれません)
◆ 周囲の人達に、「まだ決勝レースがあるのに、ナゼ脱いでしまったのか?」と何回か聞かれる。
やる気が無くなったと勘違いされたのです。(笑)
実際はレーシングスーツを乾かすことで、決勝レースで良いコンディションを作る為にワザワザ着替えたので、逆にやる気に溢れていました。
【決勝レース】
スタートグリッド
----非菜食----
◆ アドレナリンで心拍数上昇、呼吸が激しく大きくなる。
◆ かなりの興奮状態。
-----菜食-----
◆ アドレナリンで心拍数が多少上がるが、呼吸が乱れる程ではない。
◆ 冷静で適度な緊張状態。
【決勝レース】
シグナル点灯・スタート
----非菜食----
◆ かなりの緊張状態。
◆ 時間がゆっくりと流れ出して、赤信号が消える瞬間が良く分かる。
◆ スタート時のアクセルとクラッチの使い方が荒く、車への負担が高い。
-----菜食-----
◆ 適度な緊張状態。
◆ 時間がゆっくりと流れ出して、赤信号が消える瞬間が良く分かる。
◆ 冷静さから車への負担が少なくスムーズな操作が出来て、周囲の状況を良く見る心理的余裕が生まれ、視野が広く感じる。
【決勝レース】
序盤
----非菜食----
◆ 自分の中の殺気が多少出て、ぶつかる寸前を予測してその一歩手前まで接近する走り。
◆ 粗いイメージを、自分自身でコントロールする感覚。
-----菜食-----
◆ あまり殺気が無く、考えられる展開を予測して、状況に都度対応する走り。
◆ 常に一歩先を考える、冷静な感覚。
【決勝レース】
中盤
----非菜食----
◆ 前半は興奮状態が続き、中盤あたりで興奮状態が落ち着いてベストラップが出ることが多い。
◆ 多少のリスクは覚悟で、興奮状態のままで少し無理をして、タイムを縮める走り。
タイヤが滑っても、そのまま構わずアクセルを踏むので、車の姿勢が不安定でタイムロスが多い。
◆ レース中盤から残り周回数が気になりだして、残り周回数の多さに疲労感が出る。
◆ 意識が少し遠くなり、錯覚で自分とステアリングの距離が少し開いた様に感じる。
-----菜食-----
◆ 最初から興奮状態になく、物理的にタイヤが一番良好な2周目にベストラップを記録。
◆ 多少のリスクに冷静に挑める精神状態で、無理をして危険な状態に陥っても、恐怖感・興奮が無く最小限の対処で走れる。
◆ タイヤが滑らない様に冷静に走るので、タイムロスが少なく、平均タイムも安定している。
◆ レース中盤での疲れがほとんど無く、終盤に向けて展開を考える余裕が有る。
◆ 意識が遠くなることは無い。
【決勝レース】
終盤
----非菜食----
◆ 体力の消耗から意識が一層薄くなってきて、更に走り方が粗くなってタイヤが滑りだして、タイムがバラつき始める。
◆ 体も重く感じられ、目の下が腫れたような錯覚が出てくる。
◆ モチベーションが多少落ちる。
-----菜食-----
◆ 体力の消耗が少なく、中盤までのタイヤに負担を掛けない走りにより終盤でもタイヤの状態を比較的良い状態になり、終盤タイムが安定している。
◆ 体調が良好なので、モチベーションが落ちない。
【決勝レース】
レース後
----非菜食----
◆ 発汗が多く、すぐに飲み物を1,000mlほど一気に飲んでしまう。
◆ それでも体力がすぐには回復しないので、しばらくは動く気がしないし、実際の力も無い。
◆ 帰り道でも、頭が少しボーッとしている。
-----菜食-----
◆ 発汗が少なく気力が充分に有り、車両作業が出来る。
◆ その後、ゆっくり飲み物を500mlほど飲む。体力の回復が早く、頭がボーッとしない。
【帰宅後】
----非菜食----
◆ 食欲があまり無く、飲み物を飲みすぎでお腹が張っていて、少し気持ち悪い。
◆ 疲れが出て動く気になれず、考え事もしたくない状態になる。
-----菜食-----
◆ 食欲が普段と同じで、いつも通りに食事出来る。
◆ 振返ってみて
実際に、菜食の効果はレースの数日前からはっきり出ていました。
体から溢れる「モチベーション」が、以前より強くなっています。
以前はやらなかった筋力トレーニングを始めたりと、気持ちが充実していて体が動こうとするんですね。菜食で「心と体がつながった」効果だなぁと感じました。
似た言葉で「気力と体力の充実」が有りますが、そう思ってもらっても良いですね。
レースをする前に、自分に期待出来る自分が居ることが、とても気持イイです。
そして、レース全体を通じても、全てが良い効果が確認できました。正直、これほどとは予測していませんでした。菜食は体力的にも精神的にも効果が有るという結論ですね。F1ドライバーに菜食主義の人が居るのも、なるほど納得させられました。
一方で、実は菜食の効果で視力が1年前の0.3から0.6に上がり、これも非常に助かりました。スピードの出る趣味なので、視力は凄く大事なのです。
「菜食」はモータースポーツの世界でもステキでした!
△ 戻る △